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まちに出ると、天の川はもちろん、ほとんどの星が見えにくくなっています。こ
れは、いろいろな人工の光が、空に放出されているためです。その光による害を、
「光害(ひかりがい)」といいます。奈良盆地の夜もずいぶん明るくなり、若草山
から見るとたくさんの光がまぶしくさえ感じられます。
そういう、光を少しでも減らし、いにしえの奈良の星空の美しさを、歴史的な文化
遺産とともに復元していきませんか。光害防止委員会奈良支部では、「光害防止を
求める要望」のための署名に取り組み、2000通を越える署名を奈良市長さんに
お渡ししました。近畿で初めての取り組みです。行政の方で対応を検討することを
進めていただけるそうで、奈良市が星の都として大きな前進をしたと思っていま
す。
さて、今の奈良の星空はどうなのでしょうか。平城宮跡の広い場所で、奈良の星
空の現実をしっかり見つめることは、星空を守る上で大事なことなのです。
今回、ちょっと寒い時期ですが、星空を守る会を作り、星空を見る楽しさを広げ
ていきたいと思い、計画しました。ご家族連れでご参加ください。
●とき 1999年12月18日 17:30〜
●場所 平城宮跡バス停南西の広場
(朱雀門の所以外に駐車場はありません。公共機関でお越しください)
●参加費 無料
●プログラム
17:30〜 受付 わずかですが、簡単な説明のプリントを用意しています。
参加カードをお書きください。
17:50〜 奈良の星空を守る取り組みの紹介を少しします。そして
今回、奈良星空を守る会の発足しますのでどんな取り組み
をするか提案します。是非、会員になってください。
年会費1,000円です。(年2回の観望会とニュースレター)
18:00〜18:30 冬の星空のお話
18:30〜 天体望遠鏡で観測(月、惑星、星雲など)
大きな望遠鏡がならびますよ。いろんな天体をのぞいてみ
ましょう。星空の案内をしますので、何でも聞いてください。
19:30〜 まとめの会
●注意してほしいこと
・防寒対策を!!
12月中旬の夜は、寒いです。十分防寒の上ご参加ください。なお、プログラ
ムに沿って進めますが、お子さんの様子を見られて適宜解散していただいて結構
です。
・暗さ作りにご協力を!
安全のため、足元を照らすのはいいですが、星空を見る暗さが必要なので、ラ
イトを必要以上につけないで下さい。
・安全は大人で気をつけてあげて!!
安全面で、けがの応急手当の用意はしますが、子ども連れの方はくれぐれも親
の管理で気をつけて下さい。
●連絡先
奈良の星空を守る会
幹事 高垣禎夫 sadao-takagaki@osakagas.co.jp
米田瑞生 yoneji@hi-ho.ne.jp
http://www.nara-edu.ac.jp/~inoue/sizen/tenmon.htm
井上龍一 奈良教育大学付属小学校 TEL 0742-27-9281 FAX27-9283
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●会の目的
光害防止委員会奈良支部と連携し、空にもれる無駄な光のない奈
良の夜空づくりを進める。そして、星空の魅力を多くの方とともに
見て語り合い、歴史的遺産と同様に、奈良の景観として天の川の見
える星空に復元することをめざして奈良の星空を守る活動をする。
●会の活動
・ 奈良県各地で、観望会を年に2回はする。
・ 奈良星空ニュースを年に4回発行する。
・ 奈良の星空を守るためのガイドラインを作成する。
・ 奈良県各市町村の星空のきれい度チェックをする。
・ 奈良の星空を守る活動を展開する。
●運営資金 会費 年会費1,000円
寄付等
●組織の構成
会長
評議員・事務局
高垣禎夫(観望会の計画主任)
米田瑞生(奈良星空ニュース刊行主任)
井上龍一
●事務局所在地(仮)
〒630-8301 奈良市高畑町 奈良教育大学教育学部付属小学校
TEL 0742-27-9281 FAX 0742-27-9283
電子メール inoue@nara-edu.ac.jp